溜池ゴローの面接セラピー その2 中川百合子34歳 plum-2356とは?
横浜みなとみらいの高級マンションで暮らす専業主婦の百合子さん34歳。証券マンである高収入の夫と結婚4年目。子どもはいない。夫は多忙ながら優しく、週2回のセックスもあり、そろそろ子作りかと話す仲の良い夫婦。日中、彼女は「意識高い系」の集まりに顔を出す。異業種交流会、ワイン会、アートパーティー、ヨガやゴルフなどの男性参加率が高いサークル。表向きは人脈作りや自己投資だが、本当の目的は「男から求められる」感覚を得るためだった。視線、口説き、欲情…それが彼女の心の穴を一時的に埋める。大学卒業後、OL時代から合コンで男たちを魅了し続けた。気に入られた男とは大抵セックスをし、一晩で複数人と関係を持ったこともある。合コン参加者全員と寝た夜もあった。男が自分を欲し、勃起し、夢中になる姿を見るだけで満たされた。イク演技は上手かったが、本当の中イキは一度もない。付き合う気はなく、すべて「一度寝て終わり」。男そのものに興味はなく、ただ「選ばれた」という実績が欲しかった。28歳のとき、友達の合コンで今の夫と出会う。猛アタックを受け結婚した。しかし、夫の友人たちともその合コンで関係を持っていたことを夫は知らない。結婚後も「男漁り」は3ヶ月で再開した。一人の夫の愛情では、百合子の渇望は埋まらなかった。何十人、いや何百人もの男たちと体を重ねても、心は満たされない。その根源は幼少期にある。一つ年上の美人で優秀な姉の影で育ち、常に比べられた。「ユリちゃんはお姉ちゃんと違って目立たないから、普通の奥さんになるよ」という親戚の言葉が、幼い心を抉った。小太りだったコンプレックスを大学直前に克服し、急にモテ始めた。男たちに求められる喜びを知り、埋め合わせのように快楽に溺れた。決定的だったのは、姉の彼氏―大手銀行のエリートで女性にモテる男…との一度きりの関係。偶然出会い、ホテルへ。姉より自分が求められた瞬間、百合子は深い充足を味わった。「男に求められることが私の価値。選ばれた瞬間、私は生きている」今も交流会やアプリで男と出会い続ける。一度「女として求められた」と感じれば満足し、次へ移る。しかし、34歳になり、ふと疑問が浮かぶ。これはいつまで続くのか。年を取ったらどうなるのか。母になりたい気持ちと、「女であり続けたい」衝動がぶつかる。「この求められたい衝動は、中でイッたことがないから満たされないのではないか」。そう仮説を立て、彼女はAV監督の元を訪れた。「私はどこかおかしいんでしょうか。男に求められないと不安で仕方ないんです。このまま誰にも選ばれなくなったら…私は、どうなってしまうんでしょうか」